七月七日(金)乙未(舊閏五月十四日・小暑 晴たり曇つたり

 

今日の讀書・・『日本紀略』 はお休みして、明日の豫習と柴田錬三郎を讀みつづけました。蒸し暑いので、ごろりとなつて讀めるものにしました。 

柴田錬三郎は、「劍鬼シリーズ」第三彈、『隠密利兵衞』 を讀み終へ、最後の 『弱虫兵藏』 に入りました。

 

また、『源氏物語』 は、「桐壺」の卷、「靑表紙本」の四一頁から四七頁までを豫習。やつと光君が父、帝のもとに參内し、祖母(母更衣の母親)が死去するあたりから、高麗人の「相人(人相見)」に見てもらふところまでの七頁ほどです。 

すでに一度讀み通してはゐるのですが、不思議なことに何度讀んでもはじめて讀んだ氣がするのです。文字の解讀が精一杯で、物語の筋が讀めてゐなかつたからでせうか。 

明日で十回目、講義の最終日です。まあ、どこで終はつても仕方ありません。あとは自分で讀み通すしかないのでありまして、今年中に讀破できるかどうか。といふことは、週に二帖! まづは日々の努力しかありません。 

 

今日の寫眞・・今日のモモタとココ。