七月十八日(火)丙午(舊閏五月廿五日 晴のち曇天、午後落雷

 

今日の讀書・・今日も、『源氏物語(若紫)』 三昧。あまり計が行きませんでした。

 

この四月に郷里に里歸りし、郷土愛に目覺めた鹿児島の友人から、鹿児島の樣子を知らせてくれました。 

「来年は明治維新一五〇年といふことで、維新の立役者や郷里の鹿児島に注目が集まりそうです」、として、鹿児島市主催の歴史探訪講座~西郷さんのあゆみと人生~があつたり、薩摩スチューデントの子孫が語ると題した講演会がひらかれたりして、參加してきたさうであります。 

また鹿児島には、南洲神社や南洲公園はじめ、たくさんの史料が展示されてゐる西郷南洲顕彰館など、西鄕さんゆかりの地がたくさんあるのださうです。

 

ぼくはまだ鹿児島に行つたことがありません。でも、昔から西鄕さんには關心があつて、先日書庫を掘り返したら、西郷本がぞくぞくと出てきました。いつか讀んでやらうと、だいぶ昔に求めたものですが、來年は明治維新一五〇年でもありますから、そろそろ日の目を見させてあげたいと思ひます。 

さう言へば、來年のNHKの大河ドラマが西鄕隆盛さんなんださうですね。ぼくは長谷川一夫の「赤穂浪士」(註)以來大河ドラマは見たことがありませんので、その良し惡しは言へませんが、まあ、見ないはうがいいでせうね。まづは、關係本を、『源氏物語』 の合間を縫つて讀んでみませう。 

とにかく、來年に向けて、鹿児島は盛り上がりさうです。 

 

*註一・・『赤穂浪士』は、196415 - 1227日にNHKで放映された2作目の大河ドラマ。 

原作は、大衆文学の重鎮である大佛次郎の大作『赤穂浪士』。主役の大石内蔵助に大映の看板俳優で後に国民栄誉賞を受賞する長谷川一夫を担ぎ出し、歌舞伎界や新劇界の大物、歌謡界の人気アイドルまでも起用し、前作『花の生涯』を上回る豪華キャストの競演で話題を集めた。赤穂四十七士たちの討ち入りを決意するまでの苦悩や葛藤、彼らに関わる人々の思惑などを1年間かけてじっくりと描き出す大河ドラマならではのストーリー展開で、その結果視聴率は優に30%を超え、浪士の討入りが放送された回には視聴率53.0%という大河ドラマ史上最高視聴率記録をも打ち立てた。 

 

ぼくが好きな俳優は、赤穂側よりも、吉良側にゐました。吉良上野介が、瀧澤修でせう。小林平七が、芦田伸介。淸水一學が内藤武敏です。みな故人となつてしまひました。 

 

今日の寫眞・・今朝、姿をみせた寅ちやん。元氣さうでしたが、毛並が汚れてゐて可哀想。携帶電話で撮つたので寫りもよくありませんでした。それと、幸せなモモタ。 

現在手もとにある、西鄕本のすべて。