二〇一五年三月(彌生)廿一日(土)丙申(舊二月二日・春分 曇り

今日は、仕上げた『中仙道を歩く(廿四)』の册子版をもとに、ワード版を訂正しました。なんだかややこしくなつてしまひましたが、訂正といつても、誤りのある部分を切り取つて、訂正した文章と追加した「注」を貼り付けたわけです。

これが原稿用紙だつたらと思ふと氣が遠くなりますが、まあ、このやうなパソコンを使つてゐるから氣樂に文章を書けるわけで、たしかにありがたい時代です。

それで、改めて、ワード版をみなさんにお送りしました。きつと、みなさんもめんどうなことをしてゐるなと思つてをられるのではないでせうか。

 

今日の寫眞・・讀みはじめた、水上勉の『流れ公方記』。織田信長に擁立されて室町幕府最後の將軍になりましたが、のちに不和となり、都を追はれて諸國を「流れ」た足利義昭の物語です。水上さんの紀行文のやうな筆の運びがいいですね。それと、その信長本と、『近江の宿場町』といふ、どれも『中仙道を歩く』のための參考書です。


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