三月十五日(日)庚寅(舊正月廿五日 曇天

ワード版『歴史紀行四十三 中仙道を歩く(廿四)』(御嵩宿~鵜沼宿)を仕上げることができました。調べながら執筆したので、少しづつしか進みませんでしたが、ほつとしてゐます。それで、夕方、五十二名の方に、例の「蟲食ひ川柳」の答へを添へてお送りしました。

あと、ちよつとおいてから、こんどは册子版に取りかかりたいと思ひます。

次回は、二十五日からですが、織田信長ゆかりの(?)岐阜城を訪ねる豫定です。

 

ところで、少なくとも今日は弟はこの「日記」を讀んでゐないと思ふので記してしまふのですが、今朝、高校時代からの友人を二人乘せて、佐久の自分の家へ歸つて行きました。それが、人生の總括をするためだといふのですから、感心してしまひました。例へば、この約五十年をどう生きたかといふことなんでせうが、自分の人生に影響を與へた本は何であるか。文學、思想など個別に。それと、音樂と繪畫。日本と外國に分けてそれぞれ十册とか、百曲とかを、まあ準備してきたんでせう。それを發表しあつて議論するんださうです。それは、學生時代からやつてきたことの總括でもありますから、いきなりではなささうですね。

いやあ、偉いです。ぼくは、でも、人と比べたり、批判しあふのはにがてですから、一人でちまちま自己總括に勵んでゐるわけでありまして、その結果が、「歴史紀行」であると思つてゐますけどね。

 

今日の寫眞・・「東京新聞」日曜日朝刊、山口二郎さん執筆の《本音のコラム》。それと、達觀したやうな野良猫の寅!



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