九月廿八日(日)壬寅(舊九月五日) 晴れ

 

今回の二泊三日の「中仙道を歩く」で撮つた寫眞は、八四二枚でした。一日目は、二五七枚、二日目は三三七枚、三日目は三四八枚でした。その中から、まづ選別して加工をしなければなりません。これだけでも時間がかかりさうです。

それに加へて、「魁塚」のことや、鹽尻峠の合戰、それに、桔梗ヶ原の古戰場について調べてゐたら、思はぬことを發見してしまひました。鹽尻峠の合戰は、武田信玄と松本を本拠とする小笠原長時との戰ひであり(一五四八年)、後者は、なんと、南北朝時代の合戰なんです(一三五五年)。後醍醐天皇の皇子、宗良親王と、相手は松本の小笠原長亮です。どんな經緯で宗良親王が出てくるのかと思つたら、親王、伊那大鹿村の山奥に住んでゐたんですね。それで、「信濃宮」とも呼ばれてゐたんです。『太平記』にも記されてゐます! またまた守備範圍が廣がりさうです。 

 

今日の寫眞:武田信玄と宗良親王の畫像。

 


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