九月八日(月)壬午(舊八月十五日・白露) 曇天、夕方より小雨

 

弟と妹が集まると、我が家は同窓會になつてしまひます。ぼくの妻は、弟とは、共榮幼稚園が一緒で、妹も同じ幼稚園に通ひました。また弟と妻は、双葉中學校でも一緒で、三年生の時には、同じクラスでした。今日では同じクラスといつても珍しくないでせうが、當時の中學校は、ぼくはL組(十二組)でしたし、二年下の弟と妻は十クラスあつた時の同じクラスでしたから、かなり奇遇だつたと思ふのです。もちろん、ぼくも妹も双葉中學校でしたから、昔ばなしに花が咲くこともしばしばなのであります。

ぼくが大學に進み、先日訪ねた教會(四日の日記參照)で出會つて、親しくなつて、我が家に來てもらつたときのことです。そこに、たまたま弟が外から歸つてきて、妻と顔を合はせたときの光景を忘れることができません。お互に、どうしてここにゐるのと言つたきり、黙り込んでしまつたのです。

まあ、二人は、當時のグループ交際で、中學校を卒業してからも同じクラスの親しい男女が時たま會つてゐたといふ程度なんですが、ぼくはとんでもない人と出會つてしまつたと思つたものでした。だから、現在も、なにかといふと弟妹が集まり、話ももりあがるのでありますです。はい。

その集まりといふのは、今日は、父の“三回忌”でした。弟は一人でしたが、妹はその夫と、もうぢき親になる息子の隆也君夫婦と、それに娘の彩ちやん、と母とぼくと妻の九人で、立石のお寺で法要をしていただきました。

それから、一度家に歸つて着替えをし、そしてみなで、“くらしのとも”といふ總合齋場で會食、そしてその場で解散となりました。父も喜んでくれると思ひます。 

 

今日の寫眞:法要の光景と代替はりしたお坊さん。父の墓前にて。

 


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