七月廿六日(土)癸巳(舊六月廿五日) 晴れ、猛暑!

エアコンをつけた部屋でそつと過ごしました。外は蒸し風呂、否、サウナ態です。體にも心にも良いわけありません。パソコンや讀書して過ごすのが一番です。

パソコンは、ノートパソコンを開いて、それで、「中仙道を歩く(十七)」の寫眞の加工を行なひました。やはりウインドウズ7のはうが加工はしやすいのです。第一は、わづかな回轉ですね。マンホールを撮つた場合など、その角度を調整するのに必須なんです。微妙な機能ですが、ぼくはよく使ふんです。これだけはどういふわけか、ウインドウズ8では不可能なんです。いきなり90度回轉ぢやあ、加工どころではありませんです。はい。

 

また、パソコンに疲れたら、横になつて讀書です。昨日讀みはじめた、『日本近代史を学ぶための文語文入門 漢文訓読体の地平』がいやに面白くて、といふか、ぼく自身が理解できるやうな多くの疑問に答へてくれてゐるんです。そこがいいですね。

といつて、『勝海舟』を忘れてゐるわけではありません。第四卷の中ほどを流れの理解が途切れない程度には讀みすすんでゐます。たまに、登場人物の手紙の「漢文訓讀體」が出てくるのですが、そのためにもこの本の學習は缺かせないと思ひました。

 

夕方、やつと、「中仙道を歩く(十七)」を書きはじめたと思つたら、またカミナリの音です。ちやうど夕食時だつたので、すぐ電源を切りました。ところが、早く食卓についてしまつたらしく、そのわけを言つたら、妻がバカにしたやうに笑つて、あの音は隅田川の花火大會の音だといふのです。でも、どう聞いてもカミナリです。それもすぐ近くで鳴つてゐます。ところが、テレビでその實況中をしてましたから、しぶしぶ納得しましたけれど、ほんとに人騒がせな花火です。

それならと、夕食後の散歩は、隅田川の花火が見れるかどうか歩いてみようといふことになり、比較的家屋の低いお花茶屋へ向かひました。外に出ると、花火の音はより大きく響いてゐます。取材のヘリコプターが何機も飛んでゐます。けれども見えませんね。見渡せるやうな廣いところがないんです。あまり風もなくて、蒸し暑さはさう變はりありません。マーケットや古本屋、コンビニに立ち寄つては涼みながら歸つてきました。

もちろん、ラムちやんの思ひ出を語ることは忘れませんでしたよ。さう、今日で、ラムが亡くなつてからちやうどひと月になるんです。あ~あ、ラムちやん・・・。

 

*今日「中仙道を歩く(十七)」に參加した川野さんからの報告をご紹介します・・・

夏休み最初の土曜日、恐れた通り、関越道下りは盆正月休み並みの混雑でした。中央観光のドライバーさん得意のまくりあげるようなドライビングテクニックが発揮できません。ひたすらだらだら渋滞の高速道路を動くだけです。笠取峠を出発したのが一三時。和田宿着は一七時。横川SAを一九時に発したところです。果たして新宿着が何時か不安です。今日のリーダー、檜垣さんのこの三回の歩きでは、今日が最も暑かったと言ってました。和田宿本陣の見学時間が既に終わっていたにもかかわらず、係りの女性が再び雨戸をくって案内して頂いたのには感激でした。では、次回、和田峠越えを楽しみにしています。

 

今日の寫眞:『日本近代史を学ぶための文語文入門 漢文訓読体の地平』。お花茶屋驛前商店街と京成お花茶屋驛夜景遠望(お花茶屋は、妻が生まれ育つたところです。その變貌ぶりを語つてくれました)。