七月十九日(土)辛卯(舊六月廿三日) 曇天、夕方から大雨

「中仙道を歩く(十六)」を書きはじめました。八幡宿から望月宿と茂田井間の宿と蘆田宿を經て、笠取峠までです。八幡宿についての補足と、“御牧が原”と呼ばれた古代朝廷の御用牧場について調べながら書きました。島崎藤村が、『千曲川のスケッチ』のなかでたびたびふれてゐる牧場は、みなこの“御牧が原”のことなんです。歴史的には、“望月牧”として有名ですが、その中心は、八幡宿の八幡神社(高良社)だつたのではないかと思ひます。

 

大雨のため、今晩は散歩に出ませんでした。でも、ラムのことは話にでました。昨日、南伊豆在住の、もとの飼ひ主の平畑さんから、ラムの寫眞をお送りした返信が届き、あらためて、ラムがぼくたちを選んでくれたことを再確認いたしました。もう、それだけで胸がいつぱいになつてしまひました。ぼくたちが伊豆に住んだのは、ラムと出會ふためであつたことを痛感するのです。

 

今日の寫眞:ラムとぼくが一緒に寫つてゐる寫眞のなかで、妻が一番いいといふ一枚を選んでみました。

小さなマンホールは、昨日原木山の近くで撮つたもの。