七月(文月)一日(火)癸酉(舊六月五日) 晴れ

「中仙道紀行十四 輕井澤宿~小田井宿」の執筆、久しぶりに取り組みました。間が空いてしまつたので、はじめから讀み直しつつ、氣がついたところを修正したりして、その流れと勢ひで書き進むことができました。

今日は、追分宿について、だいぶ詳細(?)に書くことが出來たやうに思ひます。芭蕉の句碑について、また堀辰雄についても書くことができました。

 

ラムの匂ひはもうしません。旅から歸つてきたとき匂つたあれは何んだつたんだらうと思ふくらゐです。もしかしたら、わたしはここにずつとゐるのよ、といふことを知らせたかつたんでせうか。さうですね。いつまでもラムのことは忘れないでゐたいと思ひます。

今晩も、妻と夜の散歩にでました。ラムの思ひ出を語りながら、それでもラムを連れては決して行かなかつたコンビニに二人で寄つてしまひました。

 

今日の寫眞:タヌキと戰ふラム。なにしろ、散歩は山路です。つながない訓練も、裏目に出て、たいへんハラハラドキドキさせられることもしばしばでした。

それでもつながないで散歩をしたいと思つてゐました。だつて自由なんです。つれて歩くぼくたちにとつても、もちろんラムにとつても。聲だけはかけあつて、樂しい日々でした。

 

補足一:美知子は一人でお出かけ。大磯の骨董店を訪ねたやうです。

補足二:史策會の森さんから先日の例會のときの寫眞が届きました。