七月廿三日(水)乙未(舊六月廿七日・大暑) 朝夕曇り、日中晴れ、日差し強し

今日は「中仙道を歩く」第十七回に參加しました。上野驛前からバスに乘り、新宿經由で出發。前回と同じく佐久平の道の驛「ほっとぱ~く浅科」で休憩し、それから前回のゴールの笠取峠に向かひました。參加者は四十名でした。

二班に分かれ、笠取峠を一一時一五分に出發、峠から一氣に長久保宿まで下り、歴史資料館でもある「一福処濱屋」で晝食、これは“峠の釜めし”でした。宿場全體がそのままにタイムスリップしたのではないかと思はれる、当時の面影いつぱいの長久保宿です。のんびり歩きたいと思つても、みなさん例の如くに早いのです。どうにか離れずに、炎天下の街道を歩きました。

両側にしだいにせまつてくる山の間の、ゆるやかな坂道を上つて行きます。實に素晴らしい景色に眺めです。それは間違ひないんですけれど、なにしろ日蔭がなくてまゐりました。ぼくはいつもは長袖シャツなんですが、今日に限つて半袖だつたので、眞つ赤に日燒けしてしまひました! でも、あの昨年の熊谷宿の暑さにくらべたら、まあ許せるでせうか。それでも、はあはあしながら、水分だけは氣をつけて飲み續けました。

和田宿もまたいい宿場です。「黒曜石資料館」も見れましたしね。すばらしい本陣を見學後、道の驛「和田宿ステーション」がゴールでした。午後三時三〇分到着、一七二〇〇歩でした。

ただ、今日の街道筋は、名所舊跡の乏しいところで、いつたい紀行文が書けるのかどうか、それが心もとないです

 

今日の寫眞真:街道風景。和田宿本陣にて、甲斐さんとともに。