八月廿七日(木)乙亥(舊七月十四日 晴

 

今日はラフォーレ修善寺で實習生を前にしての模擬結婚式と質疑應答がありました。長時間緊張したひとときを過ごしてまゐりまして、夕食にはうなぎをと思つてゐたのに、何だか疲れて、東京へ直歸してしまひました。まことに殘念でした。

殘念といへば、今日は富士山がその御顔を見せてはくれませんでした。また、歸り、上野驛のホームで電車を待つてゐたら、キオスクが目に入り、おばさんと顔が合つたので、つい、どの新聞が一番賣れてゐるのですかと聞いたのです。そしたら即座に「日經です」とお答へがありました。ついでに、一番賣れないのはと恐る恐る聞いたところ、「朝日です」と、これも即答でした。さらに東京新聞はと聞かうとしたところに電車が來たので聞けませんでした。殘念!

 

今日の讀書・・實は、北國街道(一・後編)』をパワポ版に編集したとき、善光寺について補足をしました。そのとき、坂東眞砂子さんの『死国』に出てくる、戒壇めぐりの恐ろしさを取りあげたのですが、どういふ場面で描寫されてゐたのか確かめたくて、昨日神保町で再購入したのです。一〇〇圓でした。ところが、今日の往き歸りの電車の中で讀んだのですが、半分讀み進んだのにまだ出てこないのです。いやあ、心配です。終りまで出てこなかつたらどうしませう? なにせ、冒頭に出てきたなんて書いてしまつたのに、記憶つて曖昧なんだなあと、だいぶショックです。はい。

 

今日の寫眞・・氣になつた切り抜き。それと、秋の氣配がただよいはじめたラフォーレ修善寺のチャペルと、今日の新郎新婦役の實習生たち。

 


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