八月十九日(水)丁卯(舊七月六日 晴

朝食後、毎月ごとの齒科通院。きれいに磨いてゐますねと言はれても、せめて殘つた二十數本、これ以上は減らしたくない思ひの現れです。

それから、妻とともにメガロスへ。一時間ばかり汗を流し、洗髪までしてしまひました。

今日は、測定をしてくださいとコーチから言はれ、量つてみたらちよいとビックリ。體重は六一・九キロでしたが、體脂肪率が一三・六でした。これは、妻に言はせるとうらやましい數字ださうです。まあ、運動したり食べないでゐたりすればすぐに體重が落ちる體質ですから、そんなものかなと思ひました。ただ、筋肉量が減つてゐました。山暮しでは筋肉もりもりだつたのに、都会生活では必要なくなつたからです。それで、メガロスで鍛へようなんて、本當はぼくは好きではありません。必然性のない筋力つてなんなんでせう?

メガロスを出て、ぼくは京成四つ木驛から淺草に行きました。「浅草エキミセ古本市」が開催されてゐることを知つたからです。ところが、古本市とは言へない規模でした。淺草驛ビルであるデパート入口脇の、しかも階段の下。縁日の屋臺が二つ竝んでゐるだけのしろものでした。それで、ふと思ひ出して、業平橋驛のその名も「業平橋駅前書店」に足をのばしました。おかげで、『日本紀行文学便覧─紀行文学から見た日本人の旅の足跡─』(武蔵野書院)を見つけることができました。

 

今日の讀書・・『望月』。この本は、『中仙道を歩く(廿九)』を書くための參考書を探してゐたら、守山宿が舞臺となつてゐたので知りました。二十日ほど前に日本書房のワゴンセールで一〇〇圓で手に入れました。大きい文字のうへに、やさしいくづし字で、うれしくなりました。明治四十四年二月五日、観世流改訂本刊行會發行の和本です。

 

今日の寫眞・・吾妻橋から見たスカイツリーと黄金の大うんち。業平橋駅前書店。この二枚は、カメラを忘れたので、携帶電話機で撮りました。それに、くづし字本二册。



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