三月三日(金)己丑(舊二月六日 晴

 

今日の讀書・・これも讀書としてしまひますが、昨夜、寝しなに、一昨日求めた日本名跡叢刊の 『伏見天皇宸翰 筑後切古今集』(二玄社) をはじめから讀み通しました。といつても、影印の本文三十三頁だけですけれども、小松茂美さんの解説も讀みましたし、一應讀書に入れておきます。 

それにしても、初見で感じた通り、ほとんどつつかへることなく讀み通せました。最初わからなかつたのは、「み」と「す(數)」と、「かは」の連綿くらゐで、あとはすらすら。もつとも、内容は古今和歌集ですから、理解するのも難解といふほどではありませんでした。

 

また、『歴史紀行九 赤穂浪士引揚げの道 附録 上州紀行』 のワード版化が終了し、これで、ワード版の六十二册がすべてつながりました。旅友の渡辺さんの再三のご要請なくしては挫折してゐたかも知れないことを思ふと、感謝にたえません。 

さあ、心から自由になつた氣がいたします。また讀書の本道に立ち返りたいと思ひます。 

 

今日の寫眞・・『伏見天皇宸翰 筑後切古今集』の冒頭