三月十七日(金)癸卯(舊二月廿日 晴

 

今日は六七八〇歩歩いてきました。ここのところ、外出しないで、机に向かつてばかりゐましたから、いい運動にはなりましたが、できれば一萬歩は歩きたかつたですね。 

それで、神保町に出かけたわけですけれど、たいして収穫はありませんでした。ただ、皮装の、文語譯『舊新約聖書 引照附』 が、たつたの三〇〇圓(!)だつたので、同じものがあるにもかかはらず買つてしまひました。教文館で買へば 一六二〇〇圓しますからね! まあ、かういふことが、たまにあるんです。 

また、先日書庫を探しても見當たらなかつた、マルクス・アウレーリウスの 『自省録』(神谷美恵子譯 岩波文庫)が二〇〇圓。セネカやアランや渡辺一夫と同じやうに、心の平衡を保つのに必要な本は、いつも手元に置いておきたいです。かういふのを、「枕頭の書」とでも言ふのでせう。 

ところが、歸り、押上驛の天龍で餃子ライスを食べたら、今日は一皿八個のうち三個も殘してしまひました。どうしても食べられませんでした。やはり本調子ではないのでせうか。それより、ベルリンの愛ちやんに怒られさうで、これは内緒にしておきませう。 

 

それと、昨夜、いつものやうに、捕らへた三頭のノラネコを預かつたのですが、そのうちの一頭は今にも生まれさうなお腹をしてゐました! ぼくを綾瀬驛で降ろした後、動物病院へつれて行くことになつたゐましたがどうなつたでせうか。別の方が引取りに行つてくれるので、あとで聞いてみなければなりません。

 

今日の讀書・・今日も 『落窪物語』 を繼讀。 

 

今日の寫眞・・神保町、駿河臺下交差點と、今日の餃子ライス。 

それと、歸宅後、たまたまつけたテレビで、“おしどりマコケン”といふコンビが、福島の原發事故後、東電とやりあつたりして、大活躍してきた様子を知りました。