二月二日(木)庚申(舊正月六日 晴

 

今日の讀書・・昨夜から、またくづし字のお勉強にかへりまして、『宇都保俊蔭』を讀みはじめました。これは、通常、『宇津保物語 俊蔭卷』 と呼ばれてゐる物語です。成立の順番としては、『大和物語』、『平中物語』、『蜻蛉日記』につづく物語です。が、なにしろ、「『源氏物語』の成立へ影響を与えたと言われている、現存最古の長編物語」ですから、難しいかと思ひましたが、鳥屋籠のおかげでせうか、急激に讀みやすくなりました。が、それは文字を追ふだけの話であつて、内容や言葉の使ひかたは難しいことにかはりありません。 

内容も、「最古の長編物語」とはいつても、全二十卷のうち、「俊蔭(としかげ)の卷」だけしか殘つてゐないやうなので、短時間、ではない、短期間で讀めるのではないかと思ひます。 

 

一月卅日からはじめた、『歴史紀行二 古代天皇陵編』 のワード版化、一日かかつて、どうにか仕上げることができました。時間がとられるのが、寫眞の畫素數の調整です。貼り付けたらはみ出すやうな大きさでは、大きすぎるので、パワーポイント版で貼り付けた大きさを半分ほどにするのが手間取ります。 

でも、思ひ出を振り返ることができるので樂しい作業ではあります。 

 

今日の寫眞・・『宇津保物語』 の影印本二種。モモタの大あくび!