六月廿五日(月)戊子(舊五月十二日) 晴、暑い

 

昨夜、角川文庫舊版の現代語譯で讀み進むかたはら、『枕草子』 の研究雑誌といふのでせうか、はたまた論文集なんでせうか、二松学舎大学雨海研究室で出した 『枕草子探究 第二輯 (昭和五十六年度)』 を本棚から見つけ出してきて、ぺらぺらのぞいたら、「『枕草子』日記的章段における一考察」 といふ、岩瀬良子さん執筆の論文があつたので、思はず讀んでしまひました。内容はつつこみが少し足りないかなと思ひましたが、よくわかりましたし、なにより、「日記的章段」を表にして「事件年時」別に列擧してあるのが役立ちさうです。 

 

また今日は、無性に担担麺が食べたくなつて柏に行つてまゐりました。まあ、あまり心臟にはよくないことは分かつてゐるのですが、からだにも氣力にも「喝!」を入れないことには梅雨を乘り切れません。それには、柏驛「西口徒歩2分」の「天外天刀削麺」の担担麺(の細麺)が一番。 

はたしていい汗をかき、力もへられて、その先の太平書店さんを訪ねたら、なんとお休み! もうひとつ、東口のビルで六日から開催中の古本市を訪ねました。ただの散歩のついでといつたところですが、小島政次郎の 『葛飾北齋』(旺文社文庫) と、橋本敏男著 『荷風のいた街』(ウェッジ文庫) を見つけることができました。 

 

今日の寫眞・・捕獲して「譲渡會」を待つてゐる、A組家族の五匹とB組家族の四匹。 Aさんのネーミングがいい!