四月六日(金)戊辰(舊二月廿一日) 晴のち夕方から雨、風強し

 

今日も母がデイサービスに出かけてから起床し、午前中いつぱいかかつて、三月の ワード版「ひげ日記」 を仕上げました。携帶メールで送つた文面そのままだつたので、歴史的假名遣と正字に變換し、寫眞も必要なところには入れて、どうにか仕上げることができました。 

妻も駒場の日本民藝館へ出かけたので、お晝は驛前のタカノのタンメン・餃子を食べに行きました。すると赤門寺門前のヒダノさんのお宅の櫻が滿開でした。さう、フゲンゾウといふ種類の櫻(註)で、化粧の濃い女性のやうでぼくの好みの品種ではありませんが、まさに場末に咲いた花であります。

 

註・・普賢象(フゲンゾウ) サトザクラの代表的な園芸品種。淡紅色,八重の大きな花をつける。花の中心から二本の緑色の葉のようになった雌しべが突き出て先端がそり返っているところを普賢菩薩の乗った象の鼻に見たてていう。室町時代からあったといわれる古い品種。

 

夕方、横になつてゐると、淸水の友人から電話がありました。久しぶりの聲でしたが、最近ブログが更新されてゐないといふことと、次男のリョウジロウ君が昨日中國から歸國したといふ連絡でした。 

リョウジロウ君は今ぼくが書斎に使つてゐる部屋に下宿してゐたことがあり、母も會ひたいに違ひありません。落ち着いたら來てくれるやう話しました。

 

それでといふわけではないのですが、夜、仕上げたばかりの三月二十一日から卅一日までの日記を、ブログに書き込みました。この部分は病氣のことばかりなので迷つたのですが、讀書も病氣もぼく自身のことですから、ありのままに書くべきで、讀む人のことを氣にして省くのは志にもとると思ふことにしました。 

四月に入ってからの部分も早いところ仕上げてしまひませう。

 

また、『破軍の星』 を少し讀み進むことができました。 

 

今日の寫眞・・普賢象櫻