二月五日(月)戊辰(舊十二月廿日 晴

 

今日の讀書・・今日は、昨日讀んだ「靑表紙本」の部分を 『増註源氏物語湖月抄』 で讀みました。まあ、いい復習になります。復習といへば、ダイジェスト本を四種合はせて讀んでゐるので、なんだかとても濃い勉強をしてゐるみたいです。 

さらに、「靑表紙本」を數頁。雲林院から自宅の二條院に歸宅し、しばらく會はないでゐた紫の上の美しさ、愛らしさにしんみりとなさるのはいいですけれど、その君に、「わたしたちはどうなるのだろう」などど嘆かれてしまふなんて、男の風上にも置けませんですね。 

 

今日の寫眞・・〈中仙道を歩く〉でご一緒した楓さんの書。解説文をいただきましたので、先日東京都美術館で撮影した作品とともに掲載します。 

詩は、白居易(白樂天)の 『新豐折臂翁』 です。「おのれの腕を折って戦争を忌避した翁のうた。反戦文学の極めつきだ」、との楓さんの説明です。