正月廿六日(金)戊午(舊十二月十日 晴

 

ユージン・スミス寫眞展が、あと三日で終了となつてしまふので再度出かけてきました。ついでですから、神田の古書會館と、五反田の南部古書會館に行つてきました。 

東京都寫眞美術館は、恵比壽ガーデンプレイスの一角にそびえ立つビルの中にあります。今日は氣温が低くて寒かつたので、恵比壽驛からはなるべく建物の中を通つて行きましたが、まあ、なんとセンスの良いといふか、便利といふか、動く歩道がまた延々とつづいて、疲れる間もなく到着しました。 

寫眞展は、以前來たときよりも活氣がありまして、人も多く、人氣が出てきてよかつたなあと思ひました。寫眞といふものは不思議で、寫された現實より以上の現實感をともなつて、見る者の心に響いてくるのですね。もちろんいい寫眞はですけれど・・・。 

その反對に、古本市は不漁で、求めたのはただのひとつ、「戰災燒失區域表示 帝都近傍圖」(昭和二十年戰災圖より復刻)といふ地圖です。散歩のときに參考になるのではないかと思ひました。それと、古書店街のワゴンの中から一册。 

 

今日の寫眞・・神保町の名店? はちまきの天丼(八〇〇圓)。寫眞美術館。それと、一〇〇圓の『武士道』。舊字舊假名本なので求めました。