十二月十三日(水)甲戌(舊十月廿六日 晴

 

朝目覺めたら、突然、「歴史紀行」を仕上げなくては、といふ思ひに滿たされ、朝食も早々にパソコンに向かひました。 

十月に出かけた天理・京都の旅であります。でも、實況中繼といふ姑息な仕方で、すでにだいたいはできてゐますので、一つの紀行としていかにまとめるかが問題なのでありました。 

まづ、表題を、『藤原道長紀行』 と名づけました。菅原道眞紀行、平將門紀行とつづいたのでつけてみましたが、内容が十分滿たされてゐないのが難點です。まあ、今回の旅を全體的に見た場合といふことで澁々納得したいと思ひます。 

 

今日の御詠歌・・六番の解説、六番、七番、七番の解説、(八番の解説は宿題)

 


 

*昨日の宿題、六番の解説 

「第六ばん やまとの國たか市郡つぼさか村 つぼさかさん(壺坂山)なん(南みなみ)法花寺 

本尊千手觀世音菩薩 御長丈六(じやうろく) べんき(弁基)上人御作にして 開山は報恩しやみなり」 (「べんき」の「べ」の字母は「遍」)

 

*第六番札所 

「六ばん やまとのつぼさか寺 

いはをたて みづをたゝへて つぼさかの にはのいさごも しやうどなるらん」 

(岩をたて 水をたたえて 壺阪の 庭にいさごも 淨土なるらん)

 

*第七番札所 

「七ばん やまとのをかてら 

けさみれば つゆをかでらの にはのこけ さながらるりの ひかりなりけり」 

(けさ見れば 露岡寺の 庭の苔 さながら瑠璃の 光なりけり)

 

*七番の解説 

 「第七ばん目 大和國たかいち郡をか村東光ざんをか寺 

本尊如意輪觀世音菩薩 御長丈六 弘法大師の御作にして 開山はぎゑん(義淵)僧正なり」 

 

岡寺へは、『歴史紀行一』 で訪ねました。西國四番札所なんて關心も向けずに、ただ歩き回つた旅でした。二〇〇九年十月卅日ですから、もう八年前になります。 

 

今日の寫眞・・懐かしい岡寺からの飛鳥遠望と、義淵僧正廟所。