九月九日(土)壬辰(舊七月十二日 曇り

 

今日の讀書・・今日は散歩は小休止。池波正太郎著 『殺しの掟』 (講談社文庫) を寢轉びながら讀みました。昨日持ち歩いて、だいぶ讀み進んだんですけれど、殘りを仕上げました。面白いとしか言ひやうがありません。内容を紹介します。

 

「江戸の暗黒街。昼間は実直な職人や清貧の剣客が、夜闇の中では金ずくで人を殺める殺し屋に変貌する。法の裁きの及ばぬ悪を闇から闇へ葬る裏稼業の男たちの非情さと日常に立ち戻った瞬間ふと見せる人間味を、練達の筆致で描く著者18番の暗黒小説集。人気シリーズ“仕掛人・梅安”の原型をなす傑作9編を収録。」

 

つづいて、また輕い讀み物を選びながら、本命も進めませう。 

 

その本命、 『源氏物語』 の〈葵〉の卷ですが、今日は文机に向かひ、モモタとココの侵略に抗しながら、どうにか數頁讀み進みました。たつた數頁! 涙がでてしまひます。いや、それでも、六二頁ですから、半分は讀み進んだことになります。 

突然に死んでしまつた葵の上の葬式の場面と、源氏の後悔してゐる心境が描かれてをりました。 

 

今日の寫眞・・朝刊の氣になつた記事。岡井隆さんががんばつてをられるのを讀んで、襟を正される思ひがいたしました。それと、今日からはじまつた氷川神社のお祭りの御神輿。我が家の前を通りかかりました! そして、侵略者モモタ。