二〇一七年九月(長月)一日(金)辛卯(舊七月十一日 曇り一時晴で夜は雨

 

今日の讀書・・今日は肌寒い一日でした。讀書日和とも言へさうです。それで讀みました。「靑表紙本」で讀む 『源氏物語』 は、〈葵〉 を繼讀中。毎日、わづかでも讀み進むことが讀破の秘訣です。それで、やつと四四頁です。 

それに、昨日讀みはじめた、池波さんの 『剣客群像』(文春文庫)。これは氣晴らしのやうなものです。 

さらに、二年前に求めて、飛ばし讀みしてゐた、日本古典文学会編 『訪書の旅 集書の旅』(貴重本刊行会 1988年) をはじめから讀み出しました。久松潜一、山岸德平、麻生磯次、市古貞次といつた、國文學會の錚々たる方々の「訪書・集書」のお話ですから、面白くないはづはありません。『日本古典文学会々報』 に寄せられた原稿をまとめたものですが、七割方はぼくも名前を知つてゐる方々です。 

大きく三部に分けられてゐて、はじめが 「訪書・集書の思い出」(二十二名)、つづいて 「研究の思い出」(七名)、最後が 「古写本発掘」(九名)。樂しみです。 

まあ、三册くらゐ並行して讀んでも、まだ混亂しないすみさうです。

 

今日の寫眞・・モモタとココのアップ。まあ、ココはいたずらといふか落ち着きがないといふか、ときたま、一緒に驅けずり回り、机からぼくの腹に飛び降りるんです。痛いの、苦しいの、どうしやうもない奴らです。