八月廿五日（金）甲申（舊七月四日）　曇りで暑い　 

調子惡いなんて言つてられないので、出かけてきました。一つは、補聽器に不備があつたといふ連絡があり、取りかへに行かなければならなかつたからです。 

もう一つは、夏休みでしばらくお休みだつた、神田古書會館の即賣會が今日から再開したからです。もちろんこちらのはうが本筋で、久しぶりに樂しんできました。これが樂しくもなく、苦痛になつてきたら、きつとぼくの人生は確實にお仕舞ひのときを迎へるのでせう。なんてことを考へ考へ、またどうでもいい本を買ひあさつてしまひました。 

今日の讀書・・永井路子著　『大鏡』　繼讀。まことに良い復習になつてゐます。 

今日の寫眞・・地下鐵銀座線と半藏門線を結ぶ、「夢ロード」と呼ばれる連絡通路にある日本橋の繪と、一九四四年當時の航空寫眞。擴大すると、高速道路のない、「水の都」、東京都心の姿が見えてきます。

それと、お晝にいただいた、鴨南蠻（五九〇圓）。これがうまい！