五月廿三日(火)庚戌(舊四月廿八日 晴

 

今日の讀書・・藤本泉著『源氏物語99の謎』(徳間文庫) を讀み通しました。面白かつたです。 

どう面白かつたかといふと、これまでも 『源氏物語』 の參考書を手に取つてきましたけれど、それらのほとんどは挫折しました。なぜなら、『源氏物語』 そのものを讀んでゐないわけですから、述べてゐることがよく分からないし、そのことをふまへて語つてくれてはゐないからです。まあ、讀んでゐないことを楯にとつてつまらない、わからないなんて勝手な言ひぐさですけれども、藤本泉さんのこの本は違ひました。

 

面白いのです。そして、早く 『源氏物語』 そのものを讀んでみたくなつたのであります。さう、かういふ書こそ、ほんとうの參考書といふか、推薦書と言つてもいいし、呼び水と申し上げてもいいのではないでせうか。 

ですから、つづいて、『歴史推理 王朝才女の謎 《紫式部複数説》』 を讀みだしました。 

 

今日の寫眞・・明後日の本番で見過ごしてはならないところ! 

一つ目は、白幡天神社の、扁額。勝海舟が書いたものです。 

二つ目は、眞間の手兒奈(手兒奈靈堂)と道一つ隔てた龜井院にある、眞間の井。