四月卅日(日)丁亥(舊四月五日 晴

 

朝の六時、古典講読「お伽草子」への誘い》、先週は聞き逃してしまひましたが、どうにか目が覺めましたので聞くことができました。今日は、「ものぐさ太郎」の二回目でした。が、途中でまた寢てしまひました。 

それで、原文だけでもと思ひ、讀むことにしました。 

 

今日は、しかし、書斎の大整理。外は暖か、穏やかな風が部屋の中を通りぬけたりして、いいお掃除日和でした。重い本を運んでゐると汗ばむほどでした。 

ただし、畳の上を占領してゐた書物をこつちからあつちへ移しただけだといふ、妻の鋭い指摘もありますけれど、押し入れの中に一應出し入れを考慮して積み上げたので、埋もれてゐた本が出しやすくなつたことはたしかです。 

 

それで、『源氏物語』〈桐壷〉 は、夕方になつてから讀みはじめました。 

 

今日の寫眞・・今日のココと、片付いた書斎。 

 

四月一日~卅日までの讀書記録

 

四月六日  『落窪物語 卷之二』 (尊經閣文庫本複製 古典文庫・下) 

四月八日  金谷武洋著 『日本語に主語はいらない 百年の誤謬を正す』 (講談社選書メチエ) 

四月十日 「一寸法師」(市古貞次編『御伽草子』全二十三册・三弥井書店のうち) 

四月十三日 塚本邦雄著 『十二神將變』 (河出文庫) 

四月十四日 『落窪物語 卷之三』 (尊經閣文庫本複製 古典文庫・上) 

四月廿日 『落窪物語 卷之四』 (尊經閣文庫本複製 古典文庫・下) 

四月廿日 秋山虔著 「『源氏物語』の世界」 (『日本文学の歴史3 宮廷サロンと才女』 (角川書店 所収) 

四月廿七日 『寂聴と磨く「源氏力」全五十四帖一気読み!』(集英社新書) 

四月廿九日 船戸与一著 『黄色い蜃気楼』 (双葉文庫)