正月廿四日(火)辛亥(舊十二月廿七日 晴、冷える

 

今日はぼくの唯一のご公務、新年初の通院でした。少し早めに家を出、西新橋の慈惠醫大病院に向かひました。診察を受ける前に、血液檢査と心電圖とレントゲン檢査を受けましたが、その結果はみな順調でした! 

それで、女醫先生に、いくつか疑問をぶつけてみました。ひとつは、近くで携帶電話などの電子機器が使はれた場合、ペースメーカーに最惡どんな結果や症状が生じるのかといふものでしたが、今までにそのやうな事例はないし、ぼくの場合は、例へペースメーカーの働きが止まつても、心臟そのものがまだ十分動く力があるので大丈夫とのことでした。加へて、ペースメーカー自體が最新式で、(ほとんど)故障することはないと斷言されてしまひました。 

また、左腕の肩と上腕部が動かすと痛いことについては、かばひすぎて、動かさなくなつたためではないかと言はれました。まあ、あたりまえでせう。 

さらに、動悸がすることについては、心電圖では不整脈も少ないし大丈夫ださうです。 

そんなこんなで、安心をいただいて歸つてくることができました。 

お晝は、藥局の隣りの 《うなぎ本丸》 でうな重をいただき、もちろん神保町にもよつて、新小岩經由で歸路につきました。 

 

今日の讀書・・今日やつと、飯嶋和一さんの 『神無き月十番目の夜』 を讀めはじめることができました。不思議な力で引き込まれて行くのを感じます。 

 

今日の寫眞・・出がけに書斎を見上げたら、モモタとココが日向ぼこ。それと、《うなぎ本丸》のうな重。 

ドイツの愛ちやんにはまことに申し譯ないのですが、これで郷愁を感じてくださいませ。なにせ、ドイツの日本料理屋のうなぎは食べられたものではないといふのですから、可哀想です。せめて、寫眞を見て我慢してください。これからも、美味いものを載せていきますよ。 

保町で、金属雑貨を販賣してゐた靑年とお會いし、ちよいと立ち話。金属の昆蟲やら鳥や動物、とくにカバやゾウが面白かつたです! 《たがや》さんと言ひます。