正月十八日(水)乙巳(舊十二月廿一日 晴

 

今日の讀書・・午前中は、『一條攝政御集』 を讀みました。讀みはじめると、これはこれで面白く、くづし字を追ふことができました。 

それでも晝からは、『雷電本紀』 に集中し、夕食後も、寝る時まで讀みましたが、それでもまだ讀みきることはできませんでした。といふのも、相撲の場面がすごくて、一字一字をたどりながら、たしかめながら、まるで實際の相撲を目の前にしてゐるやうな氣持ちにさせられて、胸が熱くなつてしまつたからです。 

それにしても、たくさんの相撲場面が描かれてゐるのですが、一番一番違ふのはもちろんですが、引き込まれていくのであります。いつたいどういふことでせう。ボクシング場面の多かつた 『汝ふたたび故郷へ帰れず』 でもさうでしたね。 

それで、休みがてら、ちやうど開催中の大相撲をテレビで見ましたが、なんだか色あせて見えたのには、驚きました。これはまたどういふことでせう。實際に觀戰したらまた違ふのでせうが・・・。 

それと、氣づいたのですが、『武江年表』 には、相撲のことは記録されてゐないのですね。ちよいとがつかりしました。

 

讀書のあひ間に、久しぶりに、《宮内庁書陵部畫像一覧》 を開いて、『發心和歌集』 をワード文書にコピーしました。たつた二十枚ほどですから、やり方を忘れないための訓練としてはちやうどいい分量でした。 

かうしておいて、いづれプリントアウトし、さう、糸綴じの和装本を作ることも復習しておきたいと思ひます。 

 

今日の寫眞・・大相撲の一番。仲のいいモモタとココ。いつものことですが、色が黒くて分かりにくいのが殘念です。