十二月卅一日(土)丁亥(舊十二月三日 晴

 

今日は大晦日。でも、ぼくはペースメーカー搭載のマイペースで、《將門紀行》四部作を完成させることができました。寫眞を挿入して、編集しなほし、仕上げることに専念いたしました。 

夜、それをプレゼントにして、旅友に送る豫定です。これで、やつと、この一年をまとめ上げることができます。 

 

今日の讀書・・おしせまつた昨夜、黒川博行著 『海の稜線』 (創元推理文庫)を讀みました。「血沸き肉躍る面白本」、久しぶりでしたので、息つく間もなく讀みあげてしまひました。なにせ、黒川さんの「初期の最高傑作!」ですから、面白くないはづがありませんでした。 

讀書の本筋は本筋として、來年も、樂しい本を讀んでいきたい。 

 

今日の寫眞・・我が家のノラたち! と、我が家の幸せなココ。

 


 

 

十二月一日~卅一日までの讀書記録

 

十二月一日 菊池寛著 「平門」(『日本武将譚』所収・文春文庫) 

十二月一日 海音寺周五郎著 「平門」(縄田一男編『人物日本の歴史 古代中世編』所収・小学館文庫) 

十二月一日 武光誠著 『地図で読む日本古代戦史』(そのうちの「第七章 平将門の乱」・平凡社新書) 

十二月二日 永積安明・梶原正昭・横井清三對談 「軍記物語の原像」(「「文学」(一九七九年一月号《将門記》所収) 

十二月二日 唐木順三著 「門記秘抄」(『あづまみちのく』所収・中公文庫) 

十二月四日 樋口清之著 『秘密の日本史』(そのうちの「2章“英雄伝説”の虚と実 2逆臣平将門がなぜ、民衆の英雄なのか」・祥伝社黄金文庫) 

十二月四日 樋口清之著 『うめぼし博士の 逆・日本史 貴族の時代編』(そのうちの「第一章 藤原一族が平安京に君臨した秘密 ④意外、公地公民制で藤原氏は繁栄した」・祥伝社黄金文庫) 

十二月四日 永井路子著 「平将門 叛逆児の亡魂」(『悪霊列伝』所収・角川文庫) 

十二月五日 『史蹟 將門塚の記』(史蹟將門塚保存会刊行) 

十二月七日 「俵藤太物語」(『御伽草子』所収・有朋堂文庫) 

十二月七日 鈴木理生著 『江戸の町は骨だらけ』(そのうちの「第2部 東京の怨霊」・ちくま学芸文庫) 

十二月八日 滝沢解著 『空也と将門』 (春秋社) 

十二月十日 渡辺義雄著 『石下町の昔ばなし』 (崙書房・ふるさと文庫 

十二月十一日 赤城宗徳著 『新編將門地誌一』 (筑波書林・ふるさと文庫)  

十二月十三日 『大日本史』 (そのうちの「列傳」・「叛臣・平將門」) 

十二月十九日 『眞福寺本 将門記』 (新撰日本古典文庫・林陸朗校註 現代思潮社) 

十二月十九日 村上春樹著 『物語の舞台を歩く 将門記』 (山川出版) 

十二月廿二日 伊藤晃著 『平将門―その史実と伝説』 (崙書房・ふるさと文庫 

十二月廿七日 『桂宮本 蜻蛉日記(上中下)』 (宮内庁書陵部藏・笠間書院) 

十二月卅日 織田完之著 『平將門故蹟考』 (再刊・崙書房) 

十二月卅日 黒川博行著 『海の稜線』 (創元推理文庫)