十月十四日(金)己巳(舊九月十四日 曇天

 

今朝の計測は、血壓、脈博、酸素量ともにほぼ變はりませんでしたが、體重が、62・1キロと、ちよいと大臺を超えてしまひました。まあ、大丈夫でせう。脈博は、70代半ばで、相變はらずの高止まりです。 

昨夜は寒くて目が覺め、夜中に厚い冬ふとんを出して、上にかけて寢ました。たしかにもう秋も深まり、冬が近づいてきました。 

 

ところで、今日の午後になつて、ホームページを開いたら、どうしたわけか、再び通常の姿に戻つてゐました。一度は、もう諦めかけてゐたので、なんだか拍子抜けです。 

それにしても、使用者の許可もなく、個人情報流失に注意だとか、ウイルス感染に嚴重なセキュリティ對策をとか言つておきながら、かうも勝手にされてしまふのは許しがたい暴擧と言はずして何と言つたらいいでせう。 

瞬時、ぼくはインターネットをやめて、ワープロ機能だけでものを書いて行こうと考へました。さう、瞬時とは言はず、これからも考へて決心したいと思ひます。 

 

それはさておき、今日の夕方、妻が書齋に突然飛び込んで來て、「寅ちやんが來た!」と叫ぶのです。もちろん、ご飯を食べに來たのです。何ヶ月ぶりでせう。調べたら、なんと六ケ月ぶりでした。 

四月卅日に我が家から逃亡して以来です。でも、元氣でよかつた。それ以上に、ここを覺えてくれてゐて嬉かつたです。寅ちやんは、なにせ、ラムを知つてゐる唯一のノラですからね。大事に見守つてあげたいです。 

 

今日の讀書・・今日も、『蜻蛉日記 中』 と『史料綜覽』・『日本紀略』 を讀みました。あれこれ氣になる事柄が目につきはじめ、面白くなつてきました。 

その一つは、平將門の亂と藤原純友の亂の初つぱなである記録が見られます。 

 

今日の寫眞・・寅ちやんは、二〇一四年三月に姿を現し、以来、今年の四月まで毎日目の前にゐたノラです。その元氣な姿と、飼ひ猫にしようとして失敗し、逃亡寸前に撮つた寅ちやん。