十月十日(月)乙丑(舊九月十日 曇天、一時晴間

 

今日の讀書・・今日も、『蜻蛉日記 中』 を讀んでゐて、それなら、『蜻蛉日記』 が讀み終へるのを待つまでもなく、編年體の歴史書を併讀すればいいと思ひました。それで、『史料綜覽』 と 『日本紀略』 を開いて早速讀みはじめました。朱雀、村上、冷泉、圓融の各時代です。 

『史料綜覽』 を見ると、一七七頁から四〇八頁まで、『日本紀略 第三(後篇)』 では、三一頁から一一八頁まで、つまり、朱雀天皇「受禪」から、村上、冷泉を經て、圓融天皇の天禄二年までの四十一年間を讀んでしまひたいと思ひます。 

その間には、平將門の亂や藤原氏獨裁を期してなされた安和の變など、重大な事件が控へてゐますが、このへんについては、『貞信公記』 やらの古記録なども開いて、勉強できたらいいと思ひます。 

 

ところで、夜、BS朝日で、映畫の 『陰陽師』 を觀ました。しかし、原作を踏まへてはゐるのでせうが、話が大袈裟すぎて面白味は半減どころではありませんでした。やはり、原作をほろほろと讀んで樂しむのがいいやうです。 

 

今日の寫眞・・河合塾講師が書いた、『日本文学史』 といふ受驗參考書を開いたら、先日一日かかつてまとめたことが、系圖にして記されてゐました。これはわかりやすいです。 

それと、モモタとココの仲よし寫眞。モモタとココを見てゐると、一緒に育ててよかつたなと、つくづくと思ひます。