八月二十三日(火)丁丑(舊七月廿一日 曇天

 

今朝の體重は、60.2キロ。このまま保つてくれたらいいのだがと思ひました。 

でも、今日は、一日中からだがだるくて、橫になつて讀書するのが精一杯。それすら休み休みです。寫眞を撮る氣力もありません。やる氣をなくす薬でも入つてゐるのでせうか? 

そこで、今回の入院でいただいた七種類の藥について、「お薬の説明書」から、その「副作用」を書き出してみました。カタカナは藥名の頭文字です。 

バ・・胃部不快感、食欲不振、耳鳴り、難聴などの症状があらわれることがあります。 

ワ・・じんま疹、吐き気、下痢、肝機能検査値の変動などの症状があらわれることがあります。 

タ・・吐き気、胃部不快感、めまい、ふらつきなどの症状があらわれることがあります。 

ラ・・血液中のカリウム値の低下、吐き気、尿酸値の上昇などの症状があらわれることがあります。 

ビ・・脈がゆっくりになる、めまい、倦怠感、肝機能検査値の変動などの症状があらわれることがあります。 

ジ・・頭痛、発疹、脈がゆっくりになるなどの症状があらわれることがあります。 

エ・・から咳、めまい、血液中のカリウム値の上昇などの症状があらわれることがあります。 

以上。これですものね。とくに今回新しくのみはじめた藥など、「めまい」や「倦怠感」が起きるといふのですから、もうあわてずさわがず、じつと回復を願つて耐へるしかありません。 

 

さういへば、左手親指が、入院中はあまり動かすこともなく、痛みがなくなつたと思つてゐたのですが、歸宅後、服を着替へたり、あれこれ動かさざるを得なくなつたからでせうが、動かすたびに痛みを感じるやうになつてきたのであります。そろそろ南鄕さんに報告がてら通院しようかと思ひます。 

 

梓澤要著 『百枚の定家』 は、内容はミステリーで、本の帶には次のやうにあります。 

「失われた定家自筆の百人一首の謎を解く! 突如、ニューヨークのオークションに現れた百人一首のオリジナル “小倉色紙” 。そして古書跡研究の第一人者の怪死! 歴史文学賞受賞の俊英が “小倉色紙” の謎に挑む異色の歴史ミステリー。渾身の書下ろし一五〇〇枚!」 

まだ途中で、古書跡研究者が「怪死」したところまで讀み進んでゐませんが、藤原定家について詳しい説明があるので、それだけでも勉強になります。