八月十日(水)甲子(舊七月八日 晴、蒸し暑い

 

母、九十三歳誕生日。明日、弟妹が來て誕生日會をするので、今日はなにもせず。 

 

朝、思ひ立ち、近くの南鄕外科醫院に行き、診ていただきました。中仙道を歩いてゐたときには、足の裏のひどい靴ずれを診ていただきましたが、今日は左手親指です。レントゲン寫眞の結果、先生の見立ては、脱臼よりは「第一中骨骨折」ではないか。十三日に慈恵大病院に行くと言つたら、そのところを確かめるやうにと言はれました。 

 

入院中の「ひげ日記」を書きつづけました。 

ところが、せつかく退院したのに、體調が思はしくなく、ごろごろと文庫本を讀みながら、「日記」を書きながら過ごしました。なんだか息苦しい。 

 

入院中に讀んだ本・・ 

七月卅日 山口謠司著『〈ひらがな〉の誕生』(中經の文庫) 

八月二日 夢枕獏著 『陰陽師 龍笛ノ巻』 (文春文庫) 

八月三日 夢枕獏著 『陰陽師 太極ノ巻』 (文春文庫) 

八月四日 夢枕獏著・村上豐繪 『陰陽師 瘤取り淸明』 (文藝春秋) 

八月八日 夢枕獏著 『陰陽師 龍夜叉姫 上』 (文春文庫) 

八月十日 夢枕獏著 『陰陽師 瀧夜叉姫 下』 (文春文庫) 

それと、讀み終へはしませんでしたが、『古今和歌集』の「序」の部分。 

 

今日の寫眞・・食事中の母と今日のココ。