二〇一六年七月(文月)一日(金)甲申(舊五月廿七日 曇り

 

今日もまた無爲にすごしました。 

子どもと思つてゐたモモタですが、サトちやんがきてからといふもの、いきなりお父さんとなつてしまひました。遊び盛りといふかいたづら盛りといふか、まあ、サトちやんの落ち着かないこと。モモタも相手にしてあげてゐますが、さすがに手を燒いては追ひ拂つてゐます。また、靜かだなと思ふと寢てゐます。その姿がまた可愛いので、一日中見とれてゐました。 

また、晝に、ノラが一匹捕獲できたので、避妊手術のために動物病院へつれて行きました。もう、たいへんだとか言つてゐられませんのです。 

 

今日の讀書・・それでも、朝晩の寢床讀書では、『仁勢物語』 を十五段まで讀み進みました。で、日中は、二匹を見ながら、『陰陽師 付喪神ノ卷』 を少しづつ。 

また、新しい書齋に机を移せたので、そろそろ、『貞信公記』を再開したいと思ひます。 

 

今日の《平和の俳句》・・「はたらいて〆(しめ)はお風呂でかばになる」(五十八歳女) 

〈いとうせいこう〉 労働をしてカバ、眠って疲れをとってカバ。その繰り返しは平和の上に。 

〈金子兜太〉 たっぷり働いて、入浴。体の大きい作者はカバのように茹で上がる。ああ平和。 

 

今日の寫眞・・モモタとサトの一日。それと、「作品展」を終へた弟とともに。最後の新聞の切り抜き、社説は必讀ですね!