二〇一六年四月(卯月)一日(金)癸丑(舊二月二十四日・下弦 晴のち曇り

 

今日は、卷さんからのお誘ひで、柴又の豫定が、銀座になつてしまひました。先日の電話では、柴又でうなぎを喰はうと約束したんですけれど、今朝、再び電話があつて、銀座三越前での待ち合はせに變更になつたのでした。 

奥さんが一緒で、書道展を見に行くことになつたのです。さういへば、昨年、卷さんと奥さんの作品が出展されてゐる書道展を見に行つたことがあつたんです。そのつづきでせうか、今日は奥さん同伴での見學となりました。 

奥さんとは、電話では何回もお話しましたが、お會ひしたのは、山梨で行はれたお二人の結婚式以來でしたでせうか。見違へてしまひました。まあ、それで、銀座畫廊の七階と八階の兩階で開催中の展示を見させていただきました。和歌、しかも變體假名の文字なのでうれしくなりました。けれど、これはぼくの感想ですが、變體假名、つまりくづし字を分かつて書いてゐるのか、形だけを眞似て書いてゐるのか、ぼくには氣になりましたね。だつて、もし分かつて書いてゐるとしたら、もう少しは解讀できさうなものですけれど、くづし過ぎなのか、文字になつてゐないのが多いやうに見受けられましたです。はい。 

それで、お晝時になりまして、ご夫妻に引率されて築地まで歩き、そこでお壽司をご馳走になつてしまひました。美味しかつたです。ありがたうございました。 

 

今日の寫眞・・展覽會場の樣子。額は、『古今和歌集』 六十番の和歌です。今の季節にぴつたりですね。それと、築地のお壽司屋と、なんだか有名な(?)ラーメン店があつて、そこに海外から取材陣が來てゐました。

 



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