三月十九日(土)庚子(舊二月十一日 雨のちやむ

 

今日豫定されてゐた 《渡良瀬遊水地ヨシ焼き》 が雨のために延期となり、殘念に思ふ一方、これで今日は寢て過ごせるとな思ひました。 

ところが、妻が、いつまで寝てるのよ、今日は集會に行くんでせうと言ひ出したのであります。さう 《戦争法廃止・安倍政権の暴走許さない 3・19 総がかり日比谷大集会》 が行はれる日でした。ぼくも忘れてゐたわけではなかつたのですが、《ヨシ焼き》を見に行くから、今回はお休みだと決めてゐたんです。 

それに、妻がなぜ騒ぎ立てたかといふと、今までの集會は、いつも夕方の六時三〇分開催でしたので、主婦の私が參加できて? といつも憤懣を抱いてゐたからでありました。が、今日は午後一時三〇分からです。二人で家を空けて出られるので、是非とも參加するのだと、もう大變な勢いでありまして、今日だけは、ですから、ぼくは付き添ひのやうな感じでついていきました。

 

ただ、雨が降つてゐて、集會はどうなるのだらう、またその後に行はれる銀座方面へのデモ行進はどうなるのだらうと、氣にはなりました。ところが、千代田線の霞ヶ關驛で地上に出ると、なんと雨はやんでゐたではありませんか。しかも、大昔に虎ノ門に勤めてゐた妻の繩張りです。日比谷公園まで導かれて野外音樂堂に至ると、もうすごい人。で、中には入れないのだらうなと思つたら、幸ひにすき間から入れて、後ろの方から會場の隅々が見渡せました。 

すると、開會の前座として、女子高生のアピールが行はれてゐて、それがよく通る聲で、會場のはうからも、さうださうだと、聲援といふか同意の聲があちこちからあがつてゐました。ところが、つづいて、日本キリスト教團の代表の誰それさんが演壇に立つて話しはじめたら、まあ、何を喋つてゐるのかが分からない。みな、それでもおとなですからね、シーンとして聞いて(?)ゐました。でも、時間通りに話が終はつたところは偉かつたですね。ちやうど一時二五分でした。

 

集會の中身は、いつもの議事堂周邊での内容と變はらず、司會者によるシュプレヒコールあり、各團體代表、民主党の枝野さん、共産党の小池さんらのアピールがあつて、まあ、いつもより盛り上がつてをりました。 

そろそろデモ行進に移るころになり、でも、ぼくと妻は歸ることにしました。妻はデモにも参加したかつたやうでしたが、まあ、我が家のシンデレラ姫、ではありませんが、時間が限られてゐるので、音樂堂での集會だけでいいことにしました。だからといふわけではありませんが、回つてきた係の方が持つ袋に支援金を入れて、會場をあとにしました。 

 

今日の寫眞・・戦争法廃止・安倍政権の暴走許さない 3・19 総がかり日比谷大集会》の樣子。それと立體寫眞一組。

 




コメント: 0