七月二日(木)己卯(舊五月十七日・望・半夏生 小雨のち曇天

 

今日は、一月ぶりの習字教室です。ほんとうは、「書道講座」といふのらしいのですが、ぼくの氣分では、どうしてもお習字ですね。

それで、本日習つた文字は、「七夕」でした。七月だから、今を逃しては來年になつてしまふので、といふ前置きで出されたのはいいんですが、前回の「上下」と同樣、とてもむづかしかつたです。畫數が少ないので、それだけバランスが問はれます。ぼくは、書いても書いても氣に入らなくて、さうですね、五十枚近く書いてしまひました。

それと、今回はじめて、楷書より行書のはうが困難でした。とくに「夕」の字の筆使ひがむづかしい。昨日購入して使ひはじめたイタチ毛の筆はとてもなめらかで、それはそれはいい筆であることが分かつたのですが、最後まで、行書の「夕」には滿足がいきませんでした。

でも、不思議ですね。あとで、先生が一枚一枚添削してくださるのを見てゐたら、決してみなダメではないことが分かつてきました。もちろんハナマルもくださり、そしてよく見たら、思ふより惡くないんです。いやあ、變な氣持ちです。

 

今日の補足・・六月二十九日の「ひげ日記」を東京新聞の「発言」に投稿してみました。いつも讀んでゐる「発言」はとてもよくまとまつてゐて、ぼくの原稿など、没だらうなとは思ひましたが、念のため投稿しました。何かをしなければならない氣持ちからです。

それは、昨日につづいて、次のやうな感想が寄せられたからでもあります。

 

中村 様 

今、0時45分、目をこすりながら六月二十九日の部分を読ませて頂きました。

私も安倍首相の「集団的自衛権」には ”否” と言い続けています。

ましてや、父が海軍でフィリッピン・ミンダナオ島・ザンボアンガで戦死していますので・・・妹は出征後に生まれ、顔も知りません。

 ”商社九条の会” の友達には国会での行動に参加する様、誘われるのですが何故かその気になれずに居ます。

あら~ すみません。私事をくどくど話しましてーーー

六月二十九日の日記で感極まってしまったのです。 お許しを!

 

生の聲をありがたうございました。いや、ぼくのはうこそ感極まつてしまひました。それで、「ひげ日記」だけではと思つて投稿したわけなのであります。

 

今日の寫眞・・廊下に展示された、前回の「上下」(ぼくのは、上の段の一番左です)と、ハナマルをいただいた「七夕」。それと、今朝の朝刊の切り抜きです。

 


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