六月廿四日(水)辛未(舊五月九日・上弦 薄曇り

 

今日は、フジテック驛前から、鳥居本宿と高宮宿を通り、愛知川宿の入口まで歩きました。

歩いた道のりは、まつすぐの街道でした。それも、ほとんど印象に殘らない町竝みがつづきました。しかも約二十キロの距離がありました!

さういへば、宿場名物となつた枡形も、はじめに見ただけだつたやうに思ひます。かうも單調な街道歩きも珍しいのではないかと思ひます。ましてや霞んだ日差しとはいへ、蒸し暑さはだいぶ許容範圍を超えてゐましたね。

舊道ですから、氣分も和らぐはづなのに、疲れが積み重なつたのは、細い道幅にもかかはらず、普通乘用車の通行が激しかつたからかも知れません。

それでも、お寺や神社の境内、小町地藏や伊藤忠兵衞記念館などなどで休みをとることができたので助かりました。それなのに足の裏にマメをこしらへてしまつて不覺でした。

ホテルに歸着後、川野さんが佐和山城跡に上らうと誘つてくれたのに、殘念でしたがついて行くことができませんでした。

 

今日の寫眞・・舊街道入口にそびえる、彦根市モニュメント(石柱の上に、近江商人と旅人と虚無僧の像が立つてゐます)。文政八年(一八二五年)創業の合羽屋。ちやうど、佐和山城跡の東側の山麓を走る新幹線。最後は、ゴール間近の愛知川にて。

 



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