二月廿四日(火)辛未(舊正月六日 曇り

今日は、ひたすら明日の旅の準備のために費やしました。一册の本を讀むのと違つて、あれこれ、必要なところだけを覗くといふのも、厄介なものです。それも、〈今日の寫眞〉の本を廣げて、氣づいたことを記入しつつ讀むので、讀む本ごとにこの地圖の上を何遍もたどるわけです。しかも、ところどころ、ネットのストリートビューで見たりするものですから、もう歩いた氣持ちになつてしまふほどです。

しかし、實際に歩いてみると、それはそれはまた新鮮なもので、その落差もまた面白いものです。さあ、どういふ歴史と遭遇するでせうか、それだけでもわくわくしてしまひます。

 

今日の寫眞・・もつともつと早く出てゐたらよかつた、と思ふ街道歩き本です。昨年の十二月に出版されたやうですが、つい一週間前に、新本屋で目についたので買つてしまつた本です。二万五千か三万分の一の地圖をもとに作成されてゐるので、手書きの地圖と違つて、地形が立體的につかめるのが何よりもいいのです。それで、古本に出るまで待てませんでした。寫眞は、その表紙と、明日歩きはじめる御嶽宿(三角印しのところ)、それに、大田宿の渡しのところの頁です。

屋根で憩ふブンゴ。黑い毛竝みで金色に輝く目がいいですね! 父猫よりぐつといい目つきをしてゐます。




コメント: 0