二月二日(月)己酉(舊十二月十四日 晴

今日は終日讀書。數日お休みしてゐた、影印の『新板繪入 西行物語』(寶永二年・一七〇五年)(和泉書院)を讀み進みました。

何度も言ふのでうるさいと思はれるかも知れませんが、くづし字も、この程度ならすらすら讀めるやうになりました。それには約二年かかりました。これも語學ですよね。横文字は苦痛以外のなにものでもありませんでしたが、くづし字や古文書や漢文は自分の國の言葉です。しかも、先人が使つてゐた、歴史そのものでもあります。樂しく、興味深く、わくわくしながら學ぶことができました。活字本で讀めればいいとはいへ、歴史から湧き出る泉を汲んで飮むには、當時の言葉で讀むことが大切ではないかなと、獨り合點してをります。

 

今日の寫眞・・我が家の前の道路の、水道管取りかへ工事の樣子。もう何回掘り返してゐることでせう。ご苦勞さんです。それと、今日讀み進んでゐる、『西行物語』。



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