正月(睦月)十一日(日)丁亥(舊十一月廿一日 晴

 

今日も、『歴史紀行四十 石橋山古戰場を歩く』に没頭しました。連日です。根を詰めるといひますが、さすが昨日は頑張りすぎたやうで、今朝目が覺めたのは、晝でした。でも、お叱りも受けずにゐられたのは、昨日の夕食がカレーライスで、その殘りを自分で用意して食べることができたからです。

そのおかげで、今日で、九割方書き進めることができました。すでに十頁です。切りがいいところで仕上げといふことにしたいと思ひます。

 

ぼくの讀書(七)・・サーガント『人間改造の生理』(みすず書房・一九七〇年六月卅日讀了)。人間がいかに洗腦されやすいものかを敎へてもらひました。いや、自分の考へや意志だと思ふことさへ、他からコントロールされることがあるといふのです。これを讀んだのと讀まなかつたのとでは、恐らくぼくの人生は違つてゐたでせう。

明治學院五年生の時でありました。この年には、特にぼくのささやかな人生にとつて、大きな影響を與へてくれた數々の本に出會ふことができました。 少しづつ紹介していきたいと思ひます。

 

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