十二月十八日(木)癸亥(舊十月廿七日 晴れ、場所により曇天また雪

 

今回は「中仙道を歩く」第二十二回目、三留野宿から大井宿まで歩く計畫です。

上野と新宿で集合出發。中央道、韮崎あたりからあたりは銀世界。伊那インターをおり、權兵衞トンネルを抜けるとそこは雪國でした。雪もちらちら、雨に苦しんだあと、今回は雪で苦しむことになるのでせうか?

參加者は三十三名、リーダーが山野井さん、添乘員が山寺さん。まづ、一日目の今日は、妻籠宿までの豫定です。前回ゴールの天白公園でお辨當をいただきました。だいぶの積雪です。アイゼンが必要なほどではないので、全員用意したスノースパイクを装着してから出發です。十二時五十分、桃介橋を渡り、舊道にもどり雪道をたどりました。

園原先生碑、ふりそで乃松にかぶと觀音、上久保一里塚などの舊跡を訪ねながら進むと、なんと良寛さんの歌碑までありました! 途中、妻籠城跡に上りました。新雪をふみわけつつ、とくに雪が深かつたので、みなさん苦勞しつつも素晴らしい眺めに大滿足でした。これから向かふ妻籠宿が一望のもとに見渡せたのです。

そしてその妻籠宿に到着しました。今日のゴールであり、觀光豫定地でした。最初は、脇本陣跡の林家で、圍爐裏ばたでお話しを聞き、藤村の初恋の人おゆふさんや明治天皇臨幸時の記念物などを案内して見せてくれました。

それから一時間ほどの自由散策、初めて訪ねた別天地を見て歩くことができました。復元された宿場であることはすでに聞いてゐたことですが、まことにタイムスリップしてしまつたやうな氣持ちになりました。

集合時間は、四時三十分。歩數は12400歩でした。。初日ですから、明日のウォーミングアップといふことで滿足したいと思ひます。なにしろ雪景色が美しかつたです!

ホテルは妻籠宿から十分ほどの近さのホテル木曾路。到着してからゆつくりと温泉につかることができて、大滿足でした。また、夕食もたつぷりいただいて、早く床に入りました。

 

今日の寫眞:スノースパイク装着。良寬歌碑。妻籠城跡から妻籠宿を臨む。脇本陣奥谷の圍爐裏を圍んで。伊勢山(一三七三㍍)を背景に見た妻籠宿。

 



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