十二月十六日(火)辛酉(舊十月廿五日 雨

 

妻と買ひ物に出ました。一つは、アイゼンを買ふためでした。昨日、アイス・スパイクを出してみたところ、これで雪の積もつた馬籠峠を登るとしたら心もとないなと感じたのと、ネットのアマゾンで、アイゼンを調べたら、いやあ、いろいろあつて目がくらみさうで、これは實物を見て裝着してみないことにははじまらないなと思つたからでした。

そこで、先日もうかがつた東京驛大丸の石井スポーツに行くと、いくつか種類がありまして、店員の話をよく聞いたうへで、本格的なアイゼンを購入しました。なんと、四千五百圓。 中仙道を歩くだけなのに、まさかアイゼンまで必要になるとは思ひも寄りませんでした。たしかに、明日は全國的に大雪で、長野縣も降るやうです。使はないにこしたことはありませんが、峠が越えられない事態はさけたいです。

妻とは、そこでお晝を食べて別れ、ぼくは總武線で本八幡驛に行き、例の古本屋に寄つて歸つて來ました。そこで、佐高信×魚住昭『だまされることの責任』(角川文庫)を見つけました。愚政に走る自民壓勝をもたらした愚民の本質を知るためには適切な本だと思ひました。

 

今日の寫眞:一枚目の左が、今年の二月の大雪の時に求めたアイス・スパイク。町で、ちよいと出歩くぐらいの効果しかありませんよと、店員から注意されました。その右と、二枚目が今日購入した本格的なアイゼン。念のため、兩方持つていくつもりです。

それと、やつと、久しぶりに入手したドランブイ。伊豆にゐた時にはすぐ手に入つたのに、東京に來てからはなかなか見つからずにゐたのが、今日やつとゲットできました! スコットランド原産の蜂蜜酒(リキュール)で、アルコールは四十%。もちろん、ちびりちびりなめるだけの、どろりとした甘いお酒です。携帶用のフラスコもこれでまたやつと活躍の場を得ました。

   佐高信×魚住昭『だまされることの責任』(角川文庫)。



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