十二月二日(火)丁未(舊十月十一日 快晴

 

今日はよい天氣。だからではないんですが、妻と東京國立博物館で開催中の、「日本國寶展」を見に行くことにしてゐたんです。京成上野驛から歩いてまゐりました。たびたびですが、ぼくはワケありで、公共の施設には無料で入場できるのです。いつも有難いと思つてゐますが、今日は特に感じました。なんと、一人當たり一六〇〇圓もするんです! 

そのわりには混んでゐました。平成館に入るのに、竝ぶなんてことははじめての經驗です。係員の持つ立て札には、五〇分待ちとありました。一瞬、妻と顔を合はせて、歸ろうかとも思ひましたが、この機會をのがしたら見れなくなるなと思ひ返し、竝ぶことにしました。が、わりとはやく進み、三〇分ぐらいで入館することができました。

 會場内は、しかし、いつもの混みやうで、ほぼ見たかつたものを見ることができました。「土偶」が四點ありましたが、ぼくにはどうしても宇宙人にしか見えないんですが、おかしいでせうか? また、今のぼくには、「日本書紀」と「日本霊異記」、「三寶繪詞」と「今昔物語集」など、とくに、藤原定家の息子の爲家筆の「土佐日記」が興味深かつたですね。いいお勉強をさせていただきました。

再び公園を通り、上野驛前の3153(サイゴウサン)でお晝を食べてから、東京驛大丸に行きました。そこの、登山用品賣場と東急ハンズに行つて、ウオーキング用のレインコートと防寒用帽子を買ひました。もう雨はこりごりですが、寒さと、雨や雪や風を想定しての防備策です。が、あまり役立たないことを願ふばかりです。  

 

今日の寫眞・・東京國立博物館・平成館。その大行列とスカイツリー。また上野公園の公孫樹とその竝木。

 



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