十一月十三日(木)戊子(舊閏九月廿一日) 晴
今朝、いいお天氣だなあと思つてゐたら、いきなり母から塀の蔦を刈るやうに言はれ、はいはいと言つて手傳ひました。よく成長する植物なんですね。伸びた先の部分を切りそろへただけでしたが、そばに立つてゐる電信柱やみかんのき木に卷きついてゐましたものね。
見渡しても、近所には我が家の塀のやうな高いブロック塀の家なんてありません。地震對策のためか、みな低くつくられてゐるのに、我が塀はちよいと危ない感じがしてをります。作られて、もう約四十年になります。まあ、萬が一倒れても、電信柱があつたり、角地であること、それと、蔦がクッションになつてくれるかなとは思つてゐるんですが、そろそろ作り直さなければなりません?
今日はそれで、氣分なほしに歩かうと思ひまして、新橋驛のSL廣場で開催中の古本まつりに出かけてまゐりました。テントがいくつか出てゐるくらゐだらうと思つてゐたんですが、いや、たくさんあるのでびつくりしてしまひました。
掘り出し物は、篠田桃紅さんの『墨を読む―一字ひとこと』 (小学館文庫)で、妻にいいおみやげができました。百圓だつたことは内緒にしておかうと思ひます。
ゆりかもめに乘つて、門前仲町のはうまで行くつもりでしたが、とりやめて、テントめぐりして歸つてきました。五七〇〇歩でした。
今日の寫眞・・。新橋驛のSL廣場で開催中の古本まつり。