十月(神無月)廿一日(火)乙丑(舊九月廿八日) 曇天

 

今日は中仙道を歩く、二十回目です。三日間かけて、贄川駅から上松宿まで歩く計畫です。やつと木曾路に足を踏み入れることができました。

朝、いつものやうにバスで、出發地に向かいました。澁滯もなく、贄川駅に十時四十五分に到着し、ストレッチの後、十一時に發つことができました。參加者は二十二人。まづ、贄川關所跡を見學し、宿場としては貧弱な景観しか殘つてゐない町竝みを歩きました。宿場を外れの大栃の木にはびっくり、したあと、そのそばの食堂で晝食。その後はただひたすらに歩き、押込の一里塚跡、道の驛「木曾ならかわ」(くらし工藝館)、芭蕉句碑と諏訪神社、そして平澤の町竝み。たちならぶ漆器店が素晴らしかつたです。とくに、“ちきりや”さんの展示品は必見ですね。

さらに、奈良井川沿いをさかのぼつて、橋戸の一里塚跡を確認すると、その先が奈良井宿でした。總檜造りの木曾の大橋がゴール、二時二十五分、一三四四〇歩歩でした。

 

それから奈良井宿を自由散策。ぼくは、大寶寺のマリア地藏と奈良井義高の墓を訪ねました。町竝みは、まあ、つくられた觀光地とは思ひますが、それでも言葉にできないほど素晴らしく、上問屋資料館と中村家資料館を見學。そこで時間となり、一同バスで木曽駒高原にある“森のホテル”へ直行。風呂に入り、豪華な夕食に舌鼓! 大滿足の一日でした。

 

 

今日の寫眞:①贄川宿、関所跡。②贄川のトチ。③漆器店が竝ぶ平澤宿。④川向かうにある橋戸一里塚跡。⑤奈良井宿に向かふ一行。⑥木曾の大橋。⑦マリア地藏にて。⑧鳥居峠を望む奈良井宿。

 





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