八月廿八日(木)辛未(舊八月四日) 曇天、のち雨降つたりやんだり

 

「樂宮様」が誰だかわかりました。昨夜、寢床に入つてから、ふと、蕨宿本陣跡の歴史民俗資料館に、宿泊された方々の名前が記された大きな板があつたことを思ひ出したんです。それで、今朝一番に、パソコンのピクチュアを開いてみたらありました。蕨宿に泊まられた姫君、五人のうち、最後は「和宮」さんでしたが、その最初が「樂宮」さんで、文化元年九月二〇日に泊まつてゐるんです。そして、その輿入れ先は、家齊の子、第一二代將軍德川家慶だつたんです。

これで辻褄が合ひましたね。 

 

「中仙道を歩く(十八)」を書き續けました。和田宿がかかへた助郷についても觸れることができました。ぢき和田峠頂上です。根を詰めたので、ちよいと疲れました。 

 

今日の寫眞:①蕨宿本陣跡の、お泊りした姫君の名前が列擧された板。②先日求めた、『定本 中仙道 美濃十六宿』(郷土出版社)。

 


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