八月十八日(月)辛酉(舊七月廿三日) 晴れ、暑い

 

今日は、和田宿から和田峠を越えて、下諏訪宿までを何回か歩いてみました。もちろんコースガイドの參考書を何册か讀んだといふことですが、だいたい全體像が把握できました。もう、あとは實際に歩くだけです。

このやうに下調べができたのは、實に何か月ぶりでせうか。このところ、だいたいがぶつつけ本番だつたからです。でも、よく調べてあれこれ豫想ができたからといつて、實際に歩いて與へられる新鮮な感動にかなふはづもありません。樂しみですね、その一言につきます。

明日は、ラフォーレ修善寺へ、日歸りの仕事で出かけてきます。『夜明け前』を讀みながら行かうと思つてゐます。木曾路なんてまだずつと先だと思つてゐたら、九月には下諏訪宿から贄川宿まで、そして、その贄川宿から“木曾路十一宿”がはじまり、馬籠宿は十二月には歩くんです。早く讀まなくてはなりません。

何せ、九月からはツアーが二泊三日になりますからね。さう、京都三條大橋まで二泊三日が續くんです。體力も氣力も持續できるやうがんばりたいと思ひます。 

 

今夜は、“夜のピクニック”ではなくて、夜の散歩、いや買物でした。堀切菖蒲園驛まで歩き、まづパパスで、バンドエイドの靴ずれ用を求めました。つづいて赤札堂に入つてぶらぶらしました。單四の乾電池を多めに買ひ、ついでに即席焼きそばを二つそつと籠に入れました。

久しぶりの近場なので、ラムと歩いた道を歩きました。ここでは、ラムはかうだつたね、とか、必ずかうしたもんだねとか、あたかもそばにラムがゐるかのやうな言葉が妻からもぼくも出てしまひました。ラムはぼくたちの中にずつと生きてゐることを確かめたやうなひと時でした。

それでも四十五分歩き、二六七〇歩でした。 

 

今日の寫眞:夜はまた一段とにぎやかな赤札堂。それと、在りし日の父とラム。

 


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