五月廿五日(日)丙申(旧四月廿七日) 薄曇り

葉室鱗『蜩の記』(祥伝社文庫)読了。ロバート・キャンベルさんは、解説で、「死を見つめ、淡々と明快な力強さにあふれる名作」とおつしやつてゐます。「『蜩の記』は、江戸時代中期から後期にかけて九州の一隅で生を全うした、戸田秋谷という武士の〈その日〉までの軌跡を明らかにしている。秋谷と秋谷をめぐる家族や朋友、身分の異なる地域の人々などを総動員して、推理小説にも似た骨太の展開で描ききった時代小説である」

きつと、これだけの解説では、どんな内容なのかわからないと思ひます。読んでみなければわからないのは仕方ありませんが、よかつたです。直木賞受賞作ですしね。

 

今日も、「中仙道紀行十三 坂本宿~軽井沢宿」を書き進めました。でも、まだ、碓氷峠頂上には到達できません。

 

今日の写真:ラムの食事の様子。食欲は旺盛です。