五月十四日(水)乙酉(旧四月十六) 晴れのちくもり

本日、中仙道最大の難所、碓氷峠を越えてきました。坂本宿から出発して、刎石山を越え、旧道の嶮しい山道をたどつて、頂上の熊野神社まで歩き通し、さらに、軽井沢宿まで完歩いたしました。正味二〇六五〇歩でした。

いやァ、辛いなんてもんではありませんでした。疲れきりました。ほとんどが上り坂、しかも足元の定まらないがれきの道です。これが、かつての「国道」かと疑つてしまひました。幸ひ、川野さんがガイドをかつてでてくれたので、どうにかついていくことができました。

帰り、川野さんと、大宮駅で夕食をともにしたのですが、ぼくは、その大好きなお寿司が食べられませんでした。それほど疲れきつてしまつたのです。いくら疲れたからといへ、大好きなお寿司が食べられなかつたなんて、一生の恥です! 

家を出発してから帰宅までは、二九九二二歩でした。詳しいことは、『中仙道を歩く(十三)』に記したいと思ひます。だめです。もう書けません。おやすみなさい。

 

今日の写真:坂本宿出発。刎石山の“覗き”から見た坂本宿。おぎのやの峠の釜めし。碓氷峠頂上の熊野神社前にて。とりあへず、これだけよ!