三月十日(月)庚辰(旧二月十日) 晴れ、北風が強くて寒い 

門真市史資料集の『大塩事件関係史料』を読みはじめたら、ひさびさに、昨年八月の〈古文書強化月間〉を思ひ出してしまひました。適度にやさしい、といふか読みやすいのです。改めて慣用句やら、特殊な用字・用語を書き出しながら、筆ペンでなぞりながら勉強してしまひました。

それにしても、大塩平八郎の事件真つただ中の記事です、内容は真に迫るものがあります。例へば、「騒動ハ前代未聞ニ而難盡筆紙候事」なんて、今日でも使はれる表現ですが、前後の戦ひや人々の慌てふためく動向などの文脈のなかで見ると、また感慨無量です。

 

昼からは弓道場へ行き、お稽古に励みました。今日は、齋藤さんと坂本さん、女性の川崎さんも来られてご一緒にお稽古しました。先生はお休みでした。風が強いため、自転車では危険だからではないかと思ひました。

ぼくは、いつも、みなさんのお稽古の様子を写真に撮つてあげてゐるので、喜ばれてゐます。それで、自分の射の姿勢に気づくことが多いからです。特に、齣撮りのやうに連続して撮るといいやうですね。

 

以下、森さんからいただいた「はがき」への礼状の文面です。

 

こんばんは。今日、お「はがき」が届きました。ありがたうございました。

「~江戸から明治への築地界隈の散策~」なんて、名前からしていいですねえ。二十か所といふんですが、どこを訪ねるんでせうかね? いやはや、楽しみです。 

それで相談なんですが、「合同云々会」より、いつそのこと、「歴史散策会」(史策会)とでも名付けたらどうでせうか! そして、会員それぞれが、自分の住んでゐる地域を調べて案内するといふのも面白いと思ふのですが・・。まあ、あまり無理はできませんが、家の近くにはかういふ場所があるよ、ぐらいでもいいと思ふんです。そこにみんなで押しかけるなんてのも、新鮮なんではないでせうか。考へてみませうよ! 四月四日の集まりで提案してみたいと思ひます・・。

  また、『中山道紀行 十二』の冊子版、先ほどプリントしましたので、明日には発送できると思ひます。泉お姉さまと日野さんにもお送りしておきます。 

それにしても、二〇一一・三・一一《東日本大震災》は悲惨でした。特に、石巻市の大川小学校の惨劇には、今なほ胸が押しつぶされる思ひです。政府の対応の遅いのも腹立たしいです。今日のニュースで、首相が「復興に全力をつくす!」なんてこと言つたのを聞いても、「今さらなんだ!」と叫びたくなります。腹立たしさ、くやしさを胸に、しかし、さらに歩んでいかなくてはなりません。おやすみなさい。ひげ

 

今日の写真:『大塩事件関係史料』再び。懐かしい、伊豆松崎、舟寄神社“弓まつり”の様子(二〇一〇年正月十九日)。